医療費適正化の流れで薬局の方向性を考える | オンラインサロン10月13日更新
薬局を継承するにせよ、新しく開業するにせよ、
どういったビジョンで、どういった方向性を持ち、
どういった採算モデルで行うのかを考えておくことは大事です。
そんな話です。
おはようございます。狭間です。
今日は、幕張で講演会のため、昨日午後に東京入り。いくつか用事を済ませて、この後、現地に向かいます。
さて、薬局の方向性をどうするのか。悩ましい問題でもあると思います。昨日のじほうPNBでも、独立希望の薬剤師が増えているというお話があり、その背景には薬局価格の下落があるというお話でした。
独立希望が多いというのは、現在の勤務体系のあり方への不満もあるのだと思います。多くの現場は「立地依存型対物業務薬局」であると思いますが、その一方で、独立したい!という気持ちをお持ちの方は、「対人業務を充実させた」「薬剤師の専門性をもっと活かしたい」というベクトルを持っておられる方でしょう。薬局2.0を社長がイメージしている会社に在籍していると、どうしてもそれらの業務を進めることは難しくなってきます。
また、薬局が変革の過程にあるとしても、そういった時期には、周囲のスタッフとの関係も少なからず複雑になるので、何のために…ということになることもあるでしょう。
そういった面で、独立して夢を叶える、ということになるのだと思います。それは、素晴らしいことです。そんな素地がある中で、給与頭打ち、薬局価格の下落が後押しする形で独立希望の薬剤師が増えているというニュースでした。
何となく解る気持ちがする一方、52歳のおじさんとしては、夢だけでメシは食えない的なことも言いたくなります。給与が頭打ちの理由、薬局価格が下落する理由は何かを考えておかないと…とも思うのです。
薬局2.0では、大手調剤と調剤併設ドラッグストアの影響でもともと近隣の医療機関からの処方箋は減っていたり、近隣の介護施設の訪問調剤はシステマティックな営業で取れなかったりしているケースが少なくありません。そこのCIPPSの波が来て、水源が干上がってきた時に、どうするのか。価格で販売するだけのOTCでは、そもそもドラッグストアやアマゾン、楽天にかないません。そういった背景があるから、給与頭打ち、薬局価格の下落があるのだと思います。
それはさておき、薬局を2.0で行わない、それぞれの薬局なりの3.0化を進めるときに、どういう風に考えれば良いのか。そのヒントは、薬局、薬剤師を社会保障システムの中で求められる医療費適正化のための社会インフラの一つとして逆算的に考えるのが良いと思います。
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多くの独立希望薬剤師、また、独立したての薬剤師にお伝えしたいなぁと思います。
ビジネスはしんどいけど、楽しい。その状況を作るためには知識も戦略も戦術も必要です。
がんばりましょう。
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