富士フイルムの新規参入4つの条件から見た薬局のこれから | オンラインサロン3月17日更新
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富士フイルムさんの話から、「調剤薬局」が在宅やOTC,予防に取り組む意味を考えました。
今日の大阪も、春らしい朝です。3月も後半に入ってきました。
さて、私のセミナーなどでも、富士フイルムさんとコダックの話をしばしばするのですが、今日の日経に富士フイルムの社長のお話が載っていました。やはり、めちゃくちゃ面白いと思ったので、私の感じたことをシェアしておきたいと思います。
ご存じのように、フィルムメーカーだったはずが、一時は製薬会社も保有されたり、化粧品に出たり、最近では、調剤の鑑査機器を開発販売したり、とヘルスケアにかなり関わっています。
そのような、業態を広げるきっかけは、これは、コダックが無くなった理由とも同じですが、2000年前後のデジタル化で、売上の6割を占めるフィルム事業が亡くなることが予想され、会社が存亡の危機に直面したということだそうです。
で、もともとレントゲンフィルムでの実績があった、医療も検討したとのことですが、新規参入に4つの条件があると。
1.市場の成長性があること
2.自社の技術がそこにマッチすること
3.競合が増えても勝ち続けられる可能性があること
4.経験値が活かせること
この4つをもとにアンゾフのマトリクスも活用して進めていった結果であって、手当たり次第ではないということです。
詳しくは、日経ビジネスの記事をお読みいただきたいのですが、このこと、薬局2.0から3.0という考え方の転換にも活かせるのではないかと思います。
先ほどの4つの条件をキーに読み解いてみましょう。
まず、「調剤薬局は在宅に行くべきか」という点ではどうでしょう。
1.市場の成長性があること
地域包括ケアシステムの実現に向けて、「住み慣れた地域で最期まで」ですから、当面は必ず成長していきます。
2.自社の技術がそこにマッチすること
調剤業務のホームではなく、アウェイ(患者さんのホームですが)で行うだけといえばそれだけです。
3.競合が増えても勝ち続けられる可能性があること
お持ちするだけとか、早さとかだけだと、勝ち続けるのは難しいですが、FAFを通じたソリューション提供にしていけば、自分のフィールドを確保することはできるでしょう。
4.経験値が活かせること
基本は保険調剤なわけですから、活かせますよね。あとは、物流の管理です。
面白いですね。
では、「調剤薬局はセルフメディケーションや予防に取り組むべきか」という点ではどうでしょう。
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続きは、本編で。
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