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上場16社の調剤事業決算を深読みする | オンラインサロン2月16日更新

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上場企業の決算から、何を考え、どうアクションするべきか、お話しします。

おはようございます。狭間です。
今朝の大阪は肌寒いですが、天満宮では梅が咲いていました。季節の変化を感じます。

さて、先日、上場16社の調剤事業決算をまとめたニュースが出ていました。ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。少し乱暴に要約すると、
 ・新型コロナウイルス感染症の影響が色濃く残り、売上増は2社のみ
 ・営業利益は減益基調
 ・増益に転じた企業もあり、企業によって収益力の違いが表面化している

という感じでしょうか。
今日は、このニュースを
  1.CIPPSは現実化している
 2.薬局2.0の成熟期は極まっている
 3.水車小屋型薬局からの脱却

という3点から、深読みしてみたいと思います。

まず、一つ目のCIPPSです。
新型コロナウイルス感染症は、「調剤薬局」に何を起こしたか、といえば、医療機関の待合室が三密になったことで、受診控えが起こり、自宅→医療機関→薬局→自宅というGolden Triangleが無くなったことにより、患者数が減ったことです。これは、一時的なものかと思いきや、すでに1年近くに及んでいます。ワクチンによる感染制御はいずれ私たちの生活を元に戻していくでしょうが、一旦崩れたこの習慣は、おそらく元に戻らないでしょう。今後のオンライン診療・オンライン服薬指導の普及や、それに伴う様々な受療行動の変化によって、薬局経営における立地の重要性は、大きく変わる一方で、何を基準に患者さんが薬局を選ぶのかという観点が重要になってくると思います。

二つ目の薬局2.0の成熟期が極まるとはどういうことでしょうか。
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