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薬局ビジネスのre-designing | 狭間研至コラムVol.1 PHBDesign株式会社

狭間研至_PHBDesign株式会社

私たちは、デザイン会社です。

名は体を表すというが、会社名はすなわち会社のあり方を示します。
PHB designという社名にも、私自身が込めた思いがあるので、それを、折角なので皆さんにお話したいと思います。

デザインという言葉は、最も私から縁遠いものだと常日頃から感じてきました。そんな私に、6ー7年前でしたか、中高の後輩からデザインをテーマにセミナーをするから、私に話をして欲しいと連絡が来ました。そんな話は僕にはできないと思うと伝えると、いつもの薬局・薬剤師の話で良いんです、と言われて、あまり事情も分からず自分の考えている薬局や薬剤師のあり方についてお話したことがありました。

こんなので良かったのかな、と思いながらセミナーが終わり、近くのレストランで懇親会となったときに、主催されていた方で業界では有名な工業デザイナーの方とお話をする機会があり、当日声をかけていただいたお礼と、私の話のどこにデザインと関係するところがあるのですか、と伺ってみました。

デザインについて
その方のお話によると、デザインというのは、狭義では色、モノ、形を指すのだそうです。例えば、デザインの良いコップとか、服とか、車とか。ただ、英語のdesignの語源である、ラテン語のdesignareには、計画とか仕組みとか、企み、陰謀といった意味まであるそうです。もう少し分かりやすく表現するならば、social designという言葉があると。社会のあり方を設計するとか、計画するといった意味でしょうか。
そして、その日本における代表例が伊勢神宮の遷宮だとおっしゃるのです。

真意を測りかねている私に、その方がおっしゃいました。「伊勢神宮は20年に一度、式年遷宮というものを行う。20年に一度ということになれば、20代で教わり、40代で頭をとり、60代で教えるという風に、同じやり方が引き継がれる。また、遷宮に必要な材木を育てる産業が必要になり、そこに住む人たちを支える仕組みも必要で、それが、町という経済圏を作る。だからこそ、始まって1300年以上になる遷宮は、当初と同じやり方が引き継がれているが、これは、1300年少し前に、この絵を描いた人、すなわち、デザインした人がいるのだ。」と。

なるほど、と目を見開く私に、続けておっしゃったことに衝撃を受けました。「一方、狭間さんは、薬局というビジネスのあり方を、患者にとっても、社会にとっても、なにより薬剤師にとっても良い方向に変えようとされていますよね。まさに、薬局ビジネスのre-designingなのです。がんばってください。」と。

確かに、私は従来の「門前薬局」というビジネスモデルは、経済的に大きな発展は遂げたけれども、薬剤師の尊厳ややりがいはある意味無視してきたのではないかと思ってきました。さらに、2000年代に入って明らかになってきたのは、現在の「医薬分業」は社会にとっても、さほど、意味が無いのではないかということでしたし、それは、私の医師としての実感と、それほど相違がなかったわけです。

そんな実情にある意味義憤に似たものを感じ、自分で代表を務める薬局には、薬学と医学とコンピューティングシステムの融合により新しい医療の環境を創造するのだ、という思いを込めてファルメディコという名前をつけ、試行錯誤を繰り返してきました。

バイタルサイン講習会

そして、バイタルサインを薬剤師が活用することがチーム医療の実践には不可欠だと感じたので、自社内でやった講習会を一般の薬剤師に拡げるために現在の「日本在宅薬学会」を立ち上げました。ただ、現在の「調剤薬局」というビジネスの中では、なかなかこういった取り組みをシステマティックに行うことは、極めて困難、というよりも不可能です。

社会貢献性があり、社員のやりがいもあり、採算も合う。この3つが鼎立しなければ、日本の薬局が、そして医療全体が良くならないというのが、私が自分の薬局を運営した中で感じてきたことです。

2006年に「薬局3.0」というコンセプトを打ち出し、自分の薬局で取り組むなかで、見えてきたポイントを、広く、他の薬局にも伝えたい。そういう思いは年々強くなるとともに、私たちが取り組むようなやり方を導入したいとおっしゃる薬局もちらほら出てきました。

これは、まさに、薬局のデザインをやり直すことだと、思い当たりました。その根底にあるのは、Pharmedicoという私が運営してきた薬局のあり方です。
そこで、この会社の社名を、PharmedicoのHealthcare Businessをデザインしていくことで、広く社会に貢献しようという思いを込めて、PHBdesignという名前にしました。

もし、あなたが、薬局というビジネスのあり方に疑問や行き詰まりを感じておられるとするならば、是非、私たちにご相談ください。きっと、お役に立てると思います。一緒に、新しい地域医療の形をデザインしていければと思います。

 

代表取締役社長 狭間研至

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