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社長挨拶

GREETING

PHBDesign株式会社代表取締役社長狭間研至の挨拶です。

PHB Designの思い

2004年春のこと。大学院を修了し学位をいただいた私が選択したのは、医局の関連病院への出張、留学、大学での研究の継続という一般的なものではなく、実家の薬局経営という道でした。この非常識な選択は、周囲に大きな驚きを持って受け止められましたが、それから10年と少しが経過しました。

今、振り返って見ても、結構大きな決断をしたな、と思うのですが、自信や確証があったわけではありませんが、これからの地域医療において薬局や薬剤師が変わることは、必須であり、かつ非常に重要なポイントではないかという確信はありました。

その思いを胸に「新しい医療環境の創造」という社是をかかげて、母が興した小さな薬局をファルメディコ株式会社という新しい組織にして活動を始めました。保険調剤を主業務とするいわゆる「調剤薬局」というビジネスモデルは、医薬分業推進という国の大きな後押しもあり、急速に進展しました。医師の処方箋に疑義がないかを確かめ、迅速・正確に調剤し、わかりやすい説明とともに患者さんにお渡しするということは、極めて重要でした。しかし、21世紀に入り、このモデルは陳腐化し、色々なひずみも生まれてきました。

ハザマ薬局という小さな薬局を運営する中で、試行錯誤を繰り返してきましたが、ようやく、超高齢社会において、薬剤師がその専門性をいかしながら、薬物治療の適正化を通じて社会に貢献するということを、企業としての永続性を担保しながら実現できるのではないかという見通しがたってきました。「新しい医療環境の創造」と言い始めて10年あまり。いよいよ具現化の時期に入り、これから、7兆円産業となった「調剤薬局業界」が大きく変わる可能性が大きくなったと考えました。

それらの時代の変化を見据えて、ファルメディコのヘッドクォーターで薬局業務支援にあたってきたメンバーを中心に新しく会社を立ち上げました。というのも、私たちが取り組んできたのは、新しい薬局ビジネス、ヘルスケアビジネスのデザインを通じた新しい医療のあり方のデザインだと考えたからです。

デザインとは色物形をどうこうするということだけではなく、継続性、永続性を持ってみんながハッピーになる社会の仕組みを考えるという側面も持ちます。ファルメディコが切り開いた新しいモデルを、ヘルスケアビジネスをデザインするという観点で捉え直し、広く世に問うていくことで、社是である「新しい医療環境の創造」を具現化していきたい。そのような思いから、Pharmedico Healthcare Business Designという意味合いをこめて、PHB Designという社名にしました。

PHB Designのミッションは、日本の薬局が第三世代へとシフトすることを、ファルメディコでの経験を踏まえ実践的にサポートすることで、超高齢社会において社会資源としての薬局をさらに有用なものとし、よりよい地域医療実現の一助となることです。

今後、ファルメディコ、そして、一般社団法人日本在宅薬学会、PHB Designという三者で医療・教育・ITの仕組みを組み合わせて、より良い医療を具現化し、広めて参りたいと思っております。

私たちの挑戦は、いよいよ、本当にこれから始まります。
これからも、どうぞ、よろしくお願いします!

平成26年12月
代表取締役社長 狭間研至

狭間 研至プロフィール

昭和44年 大阪生まれ
PHBDesign株式会社代表取締役社長
ファルメディコ株式会社 代表取締役社長
一般社団法人 日本在宅薬学会 理事長
医療法人嘉健会 思温病院 理事長
熊本大学薬学部・熊本大学大学院薬学教育部 臨床教授
京都薬科大学 客員教授
医師、医学博士

平成7年 大阪大学医学部卒業後、大阪大学医学部付属病院、大阪府立病院(現 大阪府立急性期・総合医療センター)、宝塚市立病院で外科・呼吸器外科診療に従事。

平成12年 大阪大学大学院医学系研究科臓器制御外科にて異種移植をテーマとした研究および臨床業務に携わる

平成16年 同修了後、現職。医師、医学博士、一般社団法人 日本外科学会 認定登録医。

現在は、地域医療の現場で医師として診療も行うとともに、一般社団法人 薬剤師あゆみの会・一般社団法人 日本在宅薬学会の理事長として薬剤師生涯教育に、長崎大学薬学部、近畿大学薬学部、兵庫医療大学薬学部・愛知学院大学薬学部、名城大学薬学部などで薬学教育にも携わっている。