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薬機法改正 緊急オンラインセミナー

〜2020年度調剤報酬改定を見据えた、これからの地域医療のあり方を考える〜

薬機法は薬剤師・薬局をどう変えるのか?
〜2020年度調剤報酬改定を見据えた、これからの地域医療のあり方を考える〜

薬機法が衆院を通過し、参院での議論が始まり、いよいよ大詰めになってきた。必要に応じて、という枕詞がつくにしても、薬剤師に服用後のフォローを義務づけ、そこで得られた薬学的アセスメントの内容を医師や他の薬剤師にフィードバックすることを努力義務とするということが、薬剤師法25条の2の改正とともに、法律に明記されるということの意義は、極めて大きいと言える。

また、薬局開設者には、薬剤師がこういった業務に当たれるような環境を整備することを義務とすることも薬機法改正には盛り込まれていることからも、薬局の業務フローをどう変えるのかのみならず、薬局という事業モデルそのものを採算性の観点からも考え直す必要が出てくることになるだろう。

折しも、2020年度調剤報酬改定の議論も終盤戦である。2015年3月の規制改革会議の公開ディスカッションに端を発した「医薬分業制度」についての見直しは、同年10月の「患者のための薬局ビジョン」としてまとめられ、そこで示された「立地から機能」「対物から対人」「バラバラから一つ」という3つの方針は、早晩、調剤報酬制度にも反映されるのではないかと考えられてきた。

多少うがった見方をすれば、「立地から機能」を評価するのであれば、敷地の内外や処方箋の集中率といった立地を条件として調剤基本料を決めるのではなく、地域連携やがん・在宅などの専門性という機能によって決めていくのが筋になるのかも知れない。また、「対物から対人」へと評価の軸をシフトするのであれば、お薬を準備するまでの作業フィーである調剤料を、今回の薬機法改正にもあるように、服用後のフォロー、薬学的アセスメント、医師へのフィードバックを評価する加算や管理料にシフトするという方向性もあるだろう。さらに、「バラバラから一つ」へということは、かかりつけの推進や、医療用のみならず一般用医薬品や機能性食品なども薬剤師が一元的に把握して患者さんの健康管理に努めることや、医療のみならず、介護、予防などについても薬剤師が活動範囲を拡げていくような取り組みが求められるのかも知れない。

奇しくも、先の薬局ビジョンでは、「門前からかかりつけ、そして地域へ」ということが基本的な方針として明記されている。そうなると、これからの薬局や薬剤師のあり方は、根本的に変わっていくことは予想されるが、薬剤師や薬局経営者も、セルフイメージや種々の戦略・戦術を大きく変える必要がある。

では、どうすれば良いのか。もちろん、これ、という正解があるわけでもなく、個々の薬剤師や薬局によって事情も異なるが、基本的な考え方はあるのではないかというのが、薬局経営者・医師としての私の実感である。年末の慌ただしい時期ではあるが、来年以後のあり方を考える上で、少しでも参考になるような情報を、まとめてお伝えし、これからの参考にしていただければと願っている。

セミナー内容

薬機法改定と0402通知 調剤業務のあり方の解釈(15分)

薬機法改定と0402通知の解説と薬剤師以外のスタッフへ業務を移行するための解釈と考え方を説明します。

薬機法改定に対する薬剤師のあり方(20分)

薬機法の改定により薬剤師は何をしないといけないのか、どのように考えるべきかを説明します。

パートナー制度のあり方(20分)

パートナー制度の説明、パートナーが行える業務の考え方や手順書、研修について説明します。

質問時間(5分)

講師紹介

狭間 研至

狭間 研至

門前薬局全盛の時代から在宅療養支援に特化した薬局、ハザマ薬局を経営。そこで培った在宅療養支援薬局の経営ノウハウである「ハザマメソッド」を確立。 2014年に在宅療養支援薬局経営者を支援するため、PHBDesign株式会社を設立。現在まで50社以上の薬局経営支援に関わっている。
肩書
PHBDesign株式会社代表取締役社長 / ファルメディコ株式会社 代表取締役社長 / 一般社団法人 日本在宅薬学会 理事長 / 医療法人嘉健会 思温病院 理事長 / 熊本大学薬学部・熊本大学大学院薬学教育部 臨床教授 / 京都薬科大学 客員教授医師、医学博士
著書
薬局マネジメント3.0(評言社)/ 薬局が変われば地域医療が変わる(じほう)/ 薬剤師のためのバイタルサイン(南山堂)/ 薬局3.0(薬事日報社)/ 外科医 薬局に帰る(薬局新聞社)/ がんにならないのは、どっち(泰文堂) など 共著 臨床調剤学(南山堂)/ 薬物治療学(化学同人)/ 新IT医療革命(アスキー新書)/ ITが医療を変える(アスキー・メディアワークス)など

セミナー概要

日程

2019年12月21日(土) 14:00~15:00

会場

ZOOMを利用したオンライン会場

対象

薬局経営者 / 薬剤師

定員

100名

参加費

5,500円(税込)

※狭間研至オンラインサロン 薬局3.0倶楽部会員は無料

参加費のお支払い

クレジットカード

主催

PHBDesign株式会社

セミナー参加申込
※RESERVA予約システムに移動します。

お申込み後の参加の流れ

1

招待URLでアクセス

招待URLはお支払いの確認が取れた方に、後日メールでお送りましす。
※初めてZOOMをお使いになる方は、自動でアプリがインストールされますので、そのままインストールを完了させてください。

2

ミーティングルームへ参加

開始30分前にミーティングルームをオープンします。招待URLをクリックして開始されるまでそのままお待ちください。
ZOOMミーティングルーム入室後、画面真ん中「オプション表示」をクリックしその後「左右表示モード」をクリックすると視聴画面が見やすくなりますので必ずこの手順を踏んでください。

3

事前準備の注意事項

・スカイプ・Facetime等カメラやオーディオ機能を使うアプリは参加前に必ず終了させてください。うまく接続できないなどトラブルの原因になります。
・ネットワーク環境が良い場所で接続してください。ルーターから離れていたり、ポケットワイファイなどでは接続にトラブルがでることがあります。可能であれば有線での接続を推奨します。
・ZOOM使用方法について詳細はこちらをご覧ください。

4

セミナー中の注意事項

・ミーティングルームでは必ず「ミュート」設定で音が出ないようにお願いいたします。他の参加者の方に音声が途絶える、雑音が入るなどご迷惑がかかりますのでご注意ください。
・質問がある場合はチャットに書き込みをお願いいたします。時間の都合上全ての質問に答えられない場合がありますことをあらかじめご了承ください。

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